B-1グランプリでおなじみの富士宮やきそばは、麺に特徴があるからこそソースに人一倍こだわります！

富士宮やきそばを初めて食べた時は、その麺のもちもちとした
触感、ダシ粉の風味そしてコクがありジューシーな肉かすの
絶妙なバランスの美味しさに衝撃を受けました。

その当時はB-1グランプリ開催前だったので、全国的には
全く富士宮やきそば自体に認知度がない状態でした。

そんな中で僕はこの美味しい富士宮やきそばをもっともっと
多くの方に知ってもらいたいと強く思い富士宮やきそばの
移動販売をしようと心に決めました。

仕事を脱サラして独立する事は勇気の必要な事であったのですが、
このやきそばを富士宮の方だけじゃなく全国の人に広めたい。
必ず「美味しい」と言ってもらいたい！

そこから、ただ純粋に富士宮やきそばの事だけを考える毎日が続きました・・・

富士宮やきそばに大きな特徴があります。
それはコシのあるもっちりとした麺そして鰹節ではなく濃い風味をだすいわしのだし粉と香ばしさとコクを生む肉カスです。それだけでも十分に美味しいのですが、やきそばと言えばソースです。

当時、何店舗も富士宮やきそばのお店を食べ歩いたのですが、ソースはどこも普通で
変わり映えがなく、富士宮出身でない僕からすると少し薄くインパクトに欠けるものがほとんどでした。

全国の方に「美味しい」と思ってもらうためには、
まず一番にもっともっと味にインパクトを出さなければと思いました。もっと味を濃くし、コクと香りそして冷めても美味しいインパクトのあるソース作り。
そこに人生の全てをかけました。

毎晩、毎晩ソース作りに没頭しました。24時間ソースの事しか考えてなかったです。

全国の色々なやきそばを食べ歩きました。全国の至る所にあるソースを買いあさりました。なかなか満足のいくソースに出会えませんでした。

何十回も調合をし、何十本もソースを買いあさりサンプルだけでも50個以上は作りました。ソースのソムリエになれるんじゃないかと思うほどソースの味見を繰り返しました。

富士宮やきそばの特徴は失わず、全国のお客様に「美味しい！また食べたい」と思って
頂けるソース作り。何度も何度も試作を重ね、今の味を生み出した時は、体の震えが
止まらないほどうれしかったです。一人で深夜ガッツポーズをしたのを思い出します。

今の夢は富士宮やきそばをやきそばのスタンダードにしたいと思います。お好み焼きで言うところの「広島焼き」みたいな存在にしたいですね。

その想いから麺、だし粉、肉かすと言った特徴やインパクトだけでなく、定期的に食べたくなるような存在にならないといけないと思いソース作りにこだわってきました。

K'sカンパニーの富士宮やきそばは、富士宮やきそばを越えた究極の
富士宮やきそばを目指し続けます。今でもソースの開発を続け、塩味やぺペロンチーノ味など
チャレンジしています。これからも富士宮やきそばの可能性を追求していきたいです。